前回、本屋でエンディングノートを6冊買ってしまった話を書きました。
今回は「気になるものを並べて徹底比較」します。
あれから、本屋で最後まで迷って買わなかった1冊を買い足し、住んでいる自治体の無料版もダウンロードしました。
また、弟も、住んでいる自治体で無料配布されているものをもらってきてくれました。
というわけで、今回くらべるのは、市販の7冊と無料の自治体版2つ、あわせて9つです。
おひとりさまの私が「これなら書き始められそう」と思える1冊を、探していきます。

ひよりねぇしゅん、この前買ったものを全部比べてみたわ。



6冊買った、あれ?



そうそう、それがね、気づいたら9つになってたの。



ま、また増えてるじゃん。
比べる前に決めた、エンディングノート選びの「ものさし」
まずは、選ぶ前の準備から。
ただ並べて眺めても、また本屋のときみたいに迷子になるだけだと思ったので、私なりの「ものさし」を決めておくことにしました。
私が見たのは、こんなところです。
・おひとりさま向けかどうか(家族がいる前提になっていないか)
・「自分史」を書く欄がどのくらいあるか
・ペットのことを書く欄があるか
・大きさや紙の感じ、表紙のデザイン
・お値段
特に気にしたのは「自分史」の量です。
私は自分の歩みを後世に残したいとは思わないので、ここは少なめがいいなと思っていました。
ところが、実際に見比べると、「自分のこと」と「自分史」の境目が色々で、曖昧な感じがしました。
現在の自分の記録の中に過去の思い出を書く欄もあったり、基本情報と題して学歴や職歴、住所の遍歴の欄があったり。
どこからが自分史なのか、私自身も何度か迷いました。
なので、このあとに出てくるページ数は「だいたいの目安」として見ていただけたらと思います。
エンディングノート9つを一覧で比較
こちらが9つを一覧にまとめたものです。
まずは「ぱっと見」で比べられるところを並べています。
自分史などのページ数は、さきほどお話しした「だいたいの目安」です。
なお自治体版は、私の地域のものと、弟の地域のもの、2つを載せています。
同じ「自治体版」でも、ページ数やもらい方、中身もずいぶん違いました。
お住まいの地域によって変わりますので、ご参考までに。
| アイテム (出版社) | 価格(税込) | 判型・頁 | おひとりさま向け | ペット欄 | 自分のこと | 自分史 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| おひとりさま もしもの時の安心ノート(Gakken) | 1,430円 | B5・96頁 | ◎ | なし | 8頁 | 2頁 |
| おひとりさまのはじめてのエンディングノート(主婦の友社) | 1,320円 | B5・72頁 | ◎ | あり | 2頁 | なし |
| おひとりさまのためのエンディングノート(文藝春秋) | 1,210円 | B5・64頁 | ◎ | なし | 1頁 | 1頁 |
| 幸せに生きるためのエンディングノート(主婦の友社) | 1,320円 | B5・80頁 | ○ | あり | 2頁 | 2頁 |
| これで安心「もしも」に備える整理ノート(成美堂出版) | 990円 | B5・80頁 | △ | あり | 2頁 | 2頁 |
| 家族も安心!60歳からの大切なこと覚え書き帖(宝島社) | 1,430円 | B5・80頁 | ○ | あり | 4頁 | 6頁 |
| 一番わかりやすいエンディングノート(リベラル社) | 1,188円 | B5・64頁 | ○ | あり | 2頁 | 2頁 |
| 自治体版(私の地域・ダウンロード版) | 無料 | A4・26頁 | ○ | あり | 2頁 | 1頁 |
| 自治体版(弟の地域・役場で配布) | 無料 | A4・20頁 | ○ | なし | 2頁 | 1頁 |
▼今回くらべた市販7冊はこちら
タイプ別の選び方・あなたにはどれ?
ここでタイプ別に分けてみます。「あなたにはどれ?」
あくまで私が見た範囲での感想ですが、選ぶときのヒントになればうれしいです。
◆まずは無料で試してみたい人へ
自治体版がおすすめです。
薄手でページ数も少なめですが、必要なことはひと通り書けます。
「いきなり買うのはちょっと…」という方は、ここから始めるのもアリだと思います。
ダウンロードできるタイプ、役場などに取りに行くタイプなど、お住まいの自治体にご確認くださいね。
◆おひとりさまの不安に寄り添ってほしい人へ
「おひとりさま」と名のつく3冊(Gakken・主婦の友社・文藝春秋)。
身元保証や死後の手続きなど、ひとりだからこその項目がていねいです。
◆自分史は書かなくてもいい、という人へ
「おひとりさまのはじめてのエンディングノート」(主婦の友社)は自分史の欄がなく、「おひとりさまのためのエンディングノート」(文藝春秋)もごく少なめ。
私と同じ「思い出より、必要なことだけ」という方に向いています。
◆自分が歩んできた道を残したい人へ
「60歳からの大切なこと覚え書き帖」(宝島社)は、自分史の欄がいちばん多めでした。
振り返りながらゆっくり書きたい方にはこちらを。
◆ペットのことも書いておきたい人へ
9つのうち6つにペット欄があります(Gakkenと文藝春秋、弟の地域の自治体版にはありません)。
私のように動物と暮らす方は、ここもチェックしてみてください。
表にのらない、それぞれの「個性」
表にはおさまらないけれど、手に取ってみてわかったこともありました。
◆暗証番号を守るスクラッチシール(一番わかりやすいエンディングノート/リベラル社)
通帳やカードの暗証番号を書く欄に貼るシールが付いていました。
コインでカリカリ削る、あれです。
そのまま書いておくのが不安な方には嬉しい工夫ですね。
◆表紙は好みだけど、帯が外せない(おひとりさま もしもの時の安心ノート/Gakken)
表紙の雰囲気は、9つの中でいちばん私好みでした。
ただ、帯のように見える部分が実は印刷になっていて、外せないつくり。
そこだけ、ちょっと残念。
◆開いたときの色がやさしい(おひとりさまのはじめてのエンディングノート/主婦の友社)
ページを開いたときの、ベージュ系のやわらかい色合いが好きです。
毎日書くものではないけれど、開いた瞬間の印象って、案外大事だと思います。
他のものも、ピンク系、ブルー系、グリーン系などさまざまです。
◆無料なのに、しっかり(自治体版)
私の住んでいる自治体のものは、生命保険会社との共同制作でした。
市民へ無償提供していて、中身も充実しています。
お金をかけずに始めたい方には、ありがたい選択肢です。
◆同じ「自治体版」でも、こんなに違う
私の地域のものはダウンロードでき、ペット欄もありました。
弟の地域のものは役場などへ取りに行くタイプで、ペット欄はなし。
どちらもA4ですが、弟の地域のものは書き込む欄が広めで書きやすそうでした。
で、私はどれにする?
こうして、いろいろ比べた結果…
私が今いちばん気になっているのは「おひとりさまのはじめてのエンディングノート」(主婦の友社)。
自分史の欄がなくて、ペットのことも書けて、開いたときの色もやさしい。
私の「ものさし」に、いちばん近かったからです。
とはいえ、これも「最良の1冊」というより「今の私が書き始められそうな1冊」。
実際に書いてみたら、また違う発見があるかもしれません。
次回は、この1冊に本当に書いてみようと思います。



これに書いてみようかな〜



お、ついに決めたんだ?



とりあえずね。「書き始められそう」だから。



それでいいんじゃない。焦らず、放置せず…って感じで。

