前回、9つのエンディングノートをくらべて、「これに書いてみようかな」と選んだのが『おひとりさまのはじめてのエンディングノート』(主婦の友社)でした。
あれから実際に手に取り、お気に入りのシャープペンで書き始めてみました。
「このノートの使い方6つのコツ」の中に「何度書きかえてもいい。筆記用具は消せるもので」とあったからです。(「もちろん修正テープでもOKです。」とも)。
今回は「書いてみてわかったこと」「迷ったこと」「意外だったこと」をお伝えします。
まだ全部書き終えたわけではありませんが、ここまでの記録です。
ひよりねぇしゅん、前に選んだノート、実際に書き始めてみたの。



へえ、どんな感じ?



いろいろ気づくことがあったわ。



なるほどね、書いてみないとわからないね。
お金まわりは淡々と
銀行口座やクレジットカード、保険まわりから書き始めました。
数字を書き写していくだけなので、難しく考えずに進められました。
クレジットカードの番号は、下4桁だけ「XXXX」と伏せて記入。ノートの説明にも「そうしてもよい」と書いてあったので、その通りにしました。


とはいえ、まだ全部が埋まったわけではありません。書くのが面倒になると、ひとまず他の項目に移る。そんなふうに、気の向くまま進めています。
自分のデータを書く不安
すんなり書けると思っていたのに、少し手が止まった欄がありました。携帯電話の番号や、そのほか自分に関するいろいろなデータを書くところです。
このノートは、いざというときに私のことを周りの人に伝えるためのものです。そのもっとも基本的な項目を書きながら「これを必要ない時期に必要ない人に見られたらどうしよう」という不安が浮かびました。
「なんか嫌だな・・・」手を止めて少し休憩、この感情は何だろう?何でこれを書いているんだっけ?と、考えました。
自分に何かあったときに周りが困らないように、自分の希望が伝わるように、だよね。と、エンディングノートの趣旨を思い出し、また書き進めることができました。
同時に、「このノートをどこにしまっておくか」が思った以上に大事だと気づいた瞬間でもありました。
説明やコラムが道しるべに
このノートには、各項目に説明やコラムのようなページがあって、これがとても役に立ちました。
たとえば、銀行口座のページには「預貯金口座はメインのみに絞る」というアドバイス。口座は1〜2がベストとのこと。


クレジットカードのページには「そのカード、必要ですか?」という一文。


幸い私は少し前から身のまわりの整理をはじめていて、銀行口座やクレジットカードを必要最小限にしていましたが、エンディングノートを書きながら「本当に必要なものかどうか」を見直せるのはいいことだなと感じました。
他にも、数々のアドバイスや考え方のヒントがあり、読むことも楽しめました。
どのノートにもこのようなページがあるので、自分の知りたいことが書いてあるか、気になるページを見てみるといいと思います。
エンディングノートを書くことは、生前整理のきっかけにもなり、終活には大切なことだと思いました。
書きかけの終末期医療
終末期医療についてのページは、正直まだ途中です。
延命治療をどこまで希望するかは決めていますが、臓器提供や献体についての考えはまだまとまっていません。
他の欄のようにさらさらとは進みませんが、シャープペンで書いているので、気が変わればいつでも書き直せます。
このノートの帯には「1日1分 1行書くだけで安心」と書かれていて、実際に書き始めると本当にその通りだと感じました。
1行でも、書いた分だけ前に進む…それがとてもいい感じ。充実感や安心感があって、少しずつでも続けていこうと思えます。
「私」中心のノートという発見
相続についてのページには、「親族表」という家系図のような形式が用意されていました。
書きながら気づいたのは、このノートが「私」を中心に広がる作りになっているということです。
今回くらべた他のノートには、「私」や「子」の隣に「配偶者」の欄が必ずありましたが、私が選んだこのノートには「配偶者」の欄はありませんでした。
おひとりさまの私にとっては、この作りがすっと書きやすく感じられた理由のひとつだったのかもしれません。




まだ途中の欄も残っていますが、1日1分でも、1行でも…このノートと一緒に、少しずつ前に進んでいこうと思います。



まだ全部は書けていないのよね。



そりゃ、そんな簡単じゃないでしょ。



まぁ、少しずつ書いていけばいいかな〜って。



うん、それでいいと思うよ。焦らず、放置せず…って感じで。


